【メロンの育て方】露地栽培、鉢栽培メロンの種まき~収穫まで

この記事は東北の寒冷地で露地栽培と鉢栽培でメロンを育てたときの作業記録まとめです。

  1. メロンの種まき(メンドリ発芽法、催芽法が超おすすめ!)
    1. 少量栽培の家庭菜園用ならメンドリ発芽法をおすすめします!
      1. メンドリ発芽法を仕込んで48時間後が以下の記事です。
      2. メロンの種まきで失敗しても掘り返したタネをメンドリ発芽法で温めると発芽します!(タネが腐っていなければw)以下、記事内にて。
  2. メロンの育苗(約3週間~4週間)
    1. 水槽を活用した保温箱
    2. メンドリ発芽法で発根させたタネを植え付けしたもの
    3. 5/2 3号ポットに鉢上げしました。
    4. 5/4 本葉が出てくる
    5. 5/14 水槽が狭く日光浴を開始させる
  3. メロンの定植(*最低気温20℃以下の場合は防寒必須)
  4. メロンの摘芯(本葉5~8枚のとき)
  5. メロンの芽かき1回目(育てる子ヅルを決める)
  6. メロンの子ヅルを誘引する
  7. メロンの梅雨対策(病気対策)
  8. メロンの虫対策(アブラムシ、ウリハムシ、コナジラミ)
  9. 農薬を希釈する順番(てにす)
  10. メロンの雌花の芽かき(子ヅル7~11節以下のとき)
  11. メロンの受粉とアザミウマ(スリップス)
    1. 人工授粉にはベストな時間がある
    2. 花粉に群がるアザミウマ
  12. メロンの子ヅル芽かき(樹勢が弱い場合のみ)
  13. メロンの摘果と玉吊り
    1. メロンの摘果
    2. メロンの玉吊り
  14. メロンの孫ツル摘芯、孫ツル芽かき
    1. 孫ツルの摘芯
    2. 孫ツルの芽かき
  15. メロンの子ヅル摘芯
  16. メロンのハダニ対策 気温30℃以上になったら注意!
  17. メロンの断水開始(収穫予定日の約2週間前くらいから)
  18. メロンの収穫適期見極め
  19. メロンの追熟
  20. 最後に

メロンの種まき(メンドリ発芽法、催芽法が超おすすめ!)

種まきの時期は最低気温が5度以上ならOK。このタイミングで種まきすると定植時期には最低気温が15℃前後になる。

私の地域では4月下旬です。

メロンは寒さに弱いので早く種まきすると発芽後の生育が悪くなり最悪枯れます。

最低気温が高いほどスタートで失敗しません。

また温度が低いと種まきをしても発芽しないので注意です。

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少量栽培の家庭菜園用ならメンドリ発芽法をおすすめします!

  1. ティッシュやキッチンペーパーを湿らせる。
  2. タネを包みジップロックに入れる。
  3. 日中も寝るときも常にポケット等に入れて人体の温度で温める。
  4. 1日に一回開いて様子見&空気を取り込む。
  5. タネが水分を吸収するので乾き過ぎてたら湿らせる。
  6. 約48時間で発芽するのでポット等に植え付ける。
チャック袋
ダイソーのチャック袋

メンドリ発芽法を仕込んで48時間後が以下の記事です。

メロンの種まきで失敗しても掘り返したタネをメンドリ発芽法で温めると発芽します!(タネが腐っていなければw)以下、記事内にて。

メロンの育苗(約3週間~4週間)

2023年の実績はこんなスケジュールでした。各記事にリンクしてます。

水槽を活用した保温箱

過去にメダカやエビを飼育していた水槽を使って育苗しています。

育成灯が発熱しますので、その熱をガラスで遮断させないよう少し開くことがポイントです。

水槽内が20℃~30℃になるよう管理しましょう。

メンドリ発芽法で発根させたタネを植え付けしたもの

1~2日で一気に成長してきますよ!できるだけ20℃以上で管理することが好ましいです。

5/2 3号ポットに鉢上げしました。

今回は鉢増しをしていますが、最初から3号ポットに発根したタネを植え付けした方が良かったです(^_^;)

鉢増し後です。

5/4 本葉が出てくる

5/14 水槽が狭く日光浴を開始させる

4本の支柱を建てて、ダイソーのゴミ袋75Lとかを被せて防風と防寒対策。

日中は外で日光浴。夕方になったら屋内へ取り込む。

「出し入れ」や風でツルが折れないよう注意すること。

このときの外気温は18℃ / 6℃くらいでした。

メロンの定植(*最低気温20℃以下の場合は防寒必須)

5号ポット全体に根が回ってきたら植え付け時期です。温かい地域は3号ポットの段階で定植するのが良いです。

このときの外気温は25℃ / 14℃でした。

最低温度が20℃以上にならないとメロンには寒く厳しい環境です。

風が強くても良くないです。雨に当たっても良くないと言われているので簡易温室で雨よけ、風よけ、虫除け、防寒対策とします。

ポットの中で根がぐるぐる巻きになっていると老化苗と言われ定植後の生育が悪くなりやすいみたい。ぐるぐる巻きになったときは、軽くほぐして根の先端をカットすると新しい根の発根が促されるはずです。自己責任でお願いします(^_^;)

詳細は以下、記事にて。

メロンの摘芯(本葉5~8枚のとき)

メロンの摘芯とは「親ヅル先端の成長点を切り取る」ことです。成長点を切り取ることで本葉が出ている節目から新しい芽(子ヅル)が吹き出します。

摘芯の目的=メロンは孫ヅルに雌花が咲く。

雌花=果実です。親ヅルを一生懸命に育てても意味がありません。

親ヅルを摘芯し子ヅルを育てる。子ヅルが十分に育った段階で子ヅルも摘芯する。

孫ヅル1節目に雌花が咲くので受粉を行い栄養を送り肥大化させる。

  • 一般的な摘芯は本葉5~6枚のとき
  • 私の地域は寒いので何となく本葉7~8枚のとき
  • 500円玉よりも小さい本葉は数に含めないこと
メロン摘芯
メロン摘芯

メロンの芽かき1回目(育てる子ヅルを決める)

親ヅル摘芯を行ったあとは「子ヅル芽かき」となります。

本葉5~8枚で摘芯すると5~8節の付け根から子ヅルが成長し始めます。

芽かきの目的=育てる子ヅルを選定することで栄養を集中させ成長を促進させる。

露地栽培、鉢栽培など土容量に合わせて残す子ヅルの本数を決めると良い。

  • 10号鉢栽培なら子ヅル2~3本が目安です。
  • 露地栽培なら子ヅル3~4本が目安です。

プロ農家は子ヅル1本仕立てで「1球入魂メロン」で最高糖度を目指しますが、家庭菜園では収穫することを目標としましょう。最初の芽かきでは2本以上の子ヅルを残すようにしましょう。

土容量が多く、子ヅルの数を少なく、果実の量が少なくなるほど「大きく甘い果実になります」

芽かきしたい子ヅルを手で茎を揺さぶり付け根からかき取りましょう。

このタイミングで「双葉」や「親ヅルの小さい本葉」も一緒にかき取り根本をスッキリさせて風通しを良くしましょう。光合成の役に立たない葉は病気の発生原因になります。

メロンの子ヅルを誘引する

小スペースでメロンを栽培している方は子ヅルが成長してくると誘引が必要になってきます。

畑を所有していてスペースに余裕がある方は放置でOKです。地這い栽培のメリットは地面に近いので保温されやすいとか何とか。デメリットは土に面しているので腐りやすい、病気になりやすいなど。

私の場合はビニール紐、麻紐を使い子ヅルに巻き付け吊し上げます。

メロンの茎には細かい毛が生えており、それらがいい感じで引っ掛かり吊るし上げることが可能です。

このあたりから成長の勢いが一段と良くなり毎週、誘引をし直すことになると思います(^_^;)

メロンの梅雨対策(病気対策)

メロンは雨に弱いとされている作物です。

梅雨入り直前に消毒をしておくと良いです。

私のおすすめは「トップジンM水和剤」です。予防と治療効果がある農薬です。

トップジンM水和剤は殺菌剤ですので、次章で紹介する殺虫剤であるスミチオン乳剤、展着剤ダインも一緒に混合して散布するのが良いです。

2Lの噴霧器ロングノズルも購入しておくと希釈農薬を使用するとに便利です!

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メロンの虫対策(アブラムシ、ウリハムシ、コナジラミ)

雌花の芽かきをする時期になったら虫対策も必須になります。

農薬は約1ヶ月の効果期間である場合が多いので、使用回数に気をつけて躊躇なく使用することをオススメします。

葉っぱを観察する癖を身につけてください。特に葉の裏側をw

アブラムシが発生していると「葉っぱの形が変形」します。変形した葉っぱを発見した際にはよくよく観察してください。

ウリハムシは幼虫がとても危険な虫です。メロンにとってのカミキリムシです!メロン茎の根本に卵を産み付け孵化した幼虫が茎の内部を食い荒らします。メロンが大きくなってきた頃には茎の内部をほぼすべて食い尽くし株を根本からなぎ倒し枯らします。

メロン黄化病もコナジラミが原因で発生する病気です。黄化病が発生した株は直ちに処分することをオススメします。そのまま育てても絶対に美味しい果実は収穫できません。収穫に至る前に株が枯れます。

農薬を掛けるときは変形した部分の裏側まで掛かるよう丁寧にかけてください。虫に直接散布するイメージです。浸透移行性の農薬の場合は特に気にせずOK。

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農薬を希釈する順番(てにす)

農薬を使用するときに気をつけることは希釈する順番です。

順番を間違うと農薬の効果を弱めることになるので「適切な量と用法」を守って使用しましょう。

  1. 水を入れて
  2. (て)展着剤 *ダイン
  3. (に)乳剤(フロアブル剤) *スミチオン乳剤
  4. (す)水和剤 *トップジンM水和剤

メロンの雌花の芽かき(子ヅル7~11節以下のとき)

子ヅルの先端摘芯を行わなくても孫ヅルが伸びて雌花を咲かせてきます。

この雌花を放置すると「木が未熟な状態で、果実に栄養を集中させる」現象が起きます。

結果、木も大きくなれず、果実も小さいし美味しくないメロンが出来上がります。

子ヅルの大きな葉っぱが7~11枚になるまでは雌花は必ず芽かきする

詳細は以下記事にて。

メロンの受粉とアザミウマ(スリップス)

人工授粉にはベストな時間がある

メロンの受粉は晴れた日の午前中に済ませましょう。

受粉する雌しべは子ヅルの7節目以降にしてください。個人的には10~11節目を推奨。

  • 雨だと花粉が濡れて受粉不良になりやすい
  • 雄しべが開花するのは早朝で花粉がたっぷり付いている

可能な限り新鮮な雄しべの花を摘み取り、花を剥き雄しべをむき出しにして、雌しべに「ちょんちょん」してください。筆で花粉を採取して雌しべにつけてもOK。

花粉に群がるアザミウマ

受粉を意識し始める頃に出るのがアザミウマです。

花粉を食べる虫?受粉不良とか奇形果の原因になるらしい。

私のところでは、退治しても退治しても湧いてくる虫です。

メロンの場合は可食部に侵入されないので、あまり神経質にならなくても良いのかもしれません。

イチジクの場合は可食部に侵入されることになるので絶対退治!または封印シール。

メロンの子ヅル芽かき(樹勢が弱い場合のみ)

1鉢だけで栽培していると分からないかもですが、複数の苗を栽培していると「明らかに弱い木」というものが存在します。私の場合は6月にアブラムシ被害にあった苗がそうでした。

樹勢の弱い苗を発見した場合は子ヅルを1本芽かきしましょう。

  • 子ヅル3本→2本
  • 子ヅル2本→1本

子ヅルの本数を減らすことで、少ない栄養を集中させ勢いを取り戻すことができます。

メロンの摘果と玉吊り

メロンの摘果

7~11節以降の雌花に受粉を行い「ピンポン玉」以上に育ってきたら摘果を行います。

「形が良い」「育ちが良い」ものを選んで摘果します。

  • 鉢栽培の場合は1ツル=1果が確実に良いです。
  • 露地栽培の場合も1ツル=1果が良いのでは無いか?と思います。
  • 放任栽培の場合はその限りではない。

メロンの玉吊り

私はビニール紐を使った玉吊りを推奨します。

玉吊り専用の道具もありますがプロ農家用でしょう(^_^;)

100均のS字フックを使った玉吊りも簡単なのですが、滑りが良いため茎が折れると落下する危険があります。

ビニール紐のメリット

  • 滑りにくい
  • 誘引紐と兼用できる
  • 安い
  • 長さを調節できる

伝わるか分かりませんが私なりの玉吊り方法です。茎を縛らないのでメロンにダメージがありません。ただし吊っているだけなので「ヘタの離層=収穫適期」が出た瞬間に落下する危険があるので収穫ネットも用意すると安心です!画像で使用している収穫ネットは3kgですので「ぱんぱん」になっているので5kgが良いのでは?と思います!

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メロンの孫ツル摘芯、孫ツル芽かき

孫ツルの摘芯

玉吊りと合わせて孫ツルの摘芯を行います。

孫ツルの摘芯は葉っぱ一枚を残して(2節残して)摘芯します。残した葉っぱは収穫目安にも使えます。最悪、落下しなけば良いので「収穫ネット」を使えばOK。

孫ツルの芽かき

残す果実を決めたら、いらない孫ツルは全て葉っぱ1枚の残し摘芯します。

いらない孫ツルの成長点が残っていると「果実」と「成長点」と栄養を奪い合います。

メロンの子ヅル摘芯

子ヅルが20節以上に育ってきたら成長点の摘芯を行いましょう。

子ヅルの摘芯を行うと葉っぱが大きくなり、果実にも栄養が送られやすくなります。

脇芽が出てきた場合は都度芽かきします。

鉢栽培の場合は根張りが限界に到達すると、自然と樹勢が弱くなり成長が止まりました。

メロンのハダニ対策 気温30℃以上になったら注意!

最高気温が30℃以上になってきたら「ハダニ」に気をつけましょう!

老眼になってくるとハダニが見えなくなる人が出てきます。

葉っぱを手の平でこすって、手が赤くなったらハダニがいます!

ハダニを放置すると大繁殖して周辺の植物へも被害が拡大します。

ハダニに対応した農薬は「ハダニ専用農薬のみ」となります。

窒息系としてアーリーセーフも使えますがハダニに対して効きが弱すぎるw

私は近所のコメリさんで「ダニ太郎」を購入し使用しました。

農薬を使うと決めたら「指定された希釈倍率で葉の表裏にたっぷり掛けて」ください。

ケチったり、少ないと効果がありません。

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メロンの断水開始(収穫予定日の約2週間前くらいから)

成長しきったメロンは意外と水不足と暑さに強い植物です。

ただし受粉すらしてない状態のメロンが水不足になると樹勢が弱くなったりします。

メロンの果実が肥大化し大きくなってきたら断水を検討しましょう。

果実が大きくなっても水やりを継続したり、雨に降られると破裂します!

亀裂が入ってしまうと「腐りやすい」「虫が寄ってくる」「亀裂が拡大する」などの影響がでます。

株全体の葉っぱが萎萎になってOKです。甘くてキレイな果実を収穫するには断水が必須です。

鉢栽培で2ツル、3ツルで栽培して受粉日がズレたりして収穫期が明らかにズレる場合は「最後の一個に合わせて断水」してみてはいかがでしょうか?

露地栽培の場合は土中の水分を信じて水やりを控えてください。

メロンの収穫適期見極め

メロンの収穫適期の見極め方法として以下の順番で確認できることが多かったです。

  1. 全体的に黄色っぽくなってくる。青みが抜ける。
  2. 孫ツル摘芯の際に果実と一緒に残してた葉が枯れる。
  3. おしり(花弁跡)から甘い香りがする。(信頼度高いw)
  4. ヘタに離層がでる。

最低でも「甘い香り」が確認できなければ収穫は待った方が良いです。

甘い香りがしていないと中身も熟していません。硬いメロンの可能性大。

メロンの追熟

メロンは収穫後すぐに食べない方が良いです。

追熟することで甘さがより強くなります。

追熟すると

  • 甘くなる
  • 果肉が柔らかくなる

果肉の硬さ好みによって追熟期間を変えると良い

  • おしり(花弁)が柔らかくなる。→果肉全体としてはちょっと硬め。
  • 果皮が柔らかくなる。→果肉全体がとろとろ状態。

最後に

今回は2023年に行った「私の作業」をまとめてみました。

メロン栽培のイメージ湧きましたか?

言葉が足りない部分、分かりにくい部分、読みにくい部分があったと思います。

ごめんなさい。

記事を作成していて、私自身「こんなに作業してたんだな!」と驚きましたw

ですが、作業をしていると「日々の成長を感じられて楽しかった」です。

食べきれない程のメロンを収穫して「会社の同僚」「ご近所さん」「親戚」などに配り喜んで貰えたことも嬉しかったです。

特にロジたんは大きなメロンだったので、本当に驚かれましたww

夏の暑い中で作業することは「大変ですが、良い汗かいて、痩せます!」

お風呂が気持ち良い!ビールが美味い!

ぜひメロン栽培をやってみてください。

面白いですよ~。

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